中国メディア・東方網は、「世界で最も早くにミニスカートが定着したのは日本ではなく、中国だ」とする記事を掲載した。

 記事は、「炎天の夏には多くの人が短パンに服装を代えるととに、美を愛する女性はミニスカートを着用して人びとを魅了する。ミニスカートが超人気のファッションアイテムとなり、多くのスターも自らの美しいプロポーションを見せつける。しかし、世界で一番最初にミニスカートを発明したのは誰だか知っているか」とした。

 そして、「きっと、ミニスカートを非常に好む日本だと思う人がいることだろう。しかし、実際は違う。答えは、中国のミャオ族なのだ。わが国のミャオ族は数百年前からすでにミニスカートを履いており、その伝統が今も守られているのだ」と説明している。

 記事によれば、ミニスカートを着用するミャオ族は貴州省南東部におり、「短裙苗族」(短いスカートのミャオ族)と呼ばれているという。着用するスカート自体は黒い無地のもので、丈は膝よりもかなり上だ。「高山地帯で生活してきた民族ゆえ、ミニスカートの文化はあまり広く知れ渡っていないのだ。『短裙苗族』の女性に聞くと、ミャオ族自体が100あまりの枝に分かれており、全てのミャオ族がミニスカートを着用するわけではないのだそうだ」と記事は紹介した。

 「短裙苗族」の女性たちは、普段は比較的地味な色彩のミニスカートを履くようだが、お祭りになると煌びやかなスカートを何枚も重ね履きして着飾るのだという。(編集担当:今関忠馬)(写真はミャオ族の伝統衣装。写真提供:123RF)