2023年6月27日火曜日

Awich - Wikipedia

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Awich

Awichエイウィッチ
Awich from "Lightning Over the Beyond" at Red Carpet of the Tokyo International Film Festival 2022 (52461523415).jpg
基本情報
出生名 浦崎 亜希子(うらさき あきこ)[1]
生誕 1986年12月16日(36歳)
出身地 日本の旗 日本沖縄県那覇市
ジャンル ヒップホップ
活動期間 2006年 -
レーベル ユニバーサルミュージックジャパン(2020年 - )
事務所 and music
共同作業者 Chaki Zulu
YENTOWN
公式サイト https://awich098.com/
Awich
YouTube
チャンネル
活動期間 2019年 -
ジャンル 音楽
登録者数 約26.6万人
総再生回数 約8362.5万回
YouTube Creator Awards[表示]
YouTube Silver Play Button 2.svg 登録者100,000人 2022年2月24日
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年6月18日時点。
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Awich(エイウィッチ、1986年12月16日 - )は、日本女性歌手ラッパー沖縄県出身。YENTOWNのメンバー。

19歳で渡米し、大学を卒業。アフリカ系男性と結婚し娘を出産するも、夫と死別。その後日本に帰国し、本格的な音楽活動を再開。2020年ユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー[2]

来歴

小学4年生から米軍基地内の英会話教室に通いつつ、海外のヒップホップから生きた英語を学んだ。テレビ番組『ポンキッキーズ』に出演していたスチャダラパーのBOSEをきっかけにヒップホップを知り、13〜14歳ごろレンタルショップで借りた2パックの『All Eyes On Me』を聴き開眼。2パックのリリックやインタビューでの発言を書き写したノートを作成していた[3]昭和薬科大学附属高等学校在学中にアメリカミズーリ州への留学を経験[4]

2006年EP『Inner Research』でデビュー。芸名のAwichは本名の漢字の直訳である「Asian Wish Child」を略した造語である[5]。同時期にビジネスを学ぶため米国のアトランタに渡る。2007年、アルバム『Asian Wish Child』リリース。翌年、アメリカ人の男性と結婚し、長女を出産。3年後、インディアナポリス大学で起業学マーケティング学を学び卒業。家族で日本に戻り暮らすことを決めていた矢先、夫と死別。その後、娘と共に沖縄に帰郷し、本格的な音楽活動を再開。

2017年、ヒップホップクルー、YENTOWNに所属し、Chaki Zulu全面プロデュースによるアルバム『8』をリリース。2018年、『BEAT』『HEART』という2枚のEPを配信リリース。自身初となるワンマンライブツアーを全国5都市で行う。2019年、同じ沖縄出身のラッパー、唾奇とのカップリング・ツアーを実施。また88rising×RedBullのドキュメンタリー「ASIA RISING」に出演。

2020年1月10日、アルバム『孔雀』をリリース[6]。同年7月15日ユニバーサルミュージックジャパンより配信シングル『Shook Shook』を発表し、メジャーデビュー[2][7]。8月21日にEP『Partition』をリリース。

2021年8月29日愛知県常滑市愛知県国際展示場多目的広場野外ステージで開催された野外イベント「NAMIMONOGATARI2021」にゲスト出演。さらに同イベントに出演していた BAD HOP による有観客ワンマンライブ「BAD HOP THE REVENGE TOUR FINAL IN YOKOHAMA ARENA」(横浜アリーナ、2021年9月1 - 2日)にもゲスト出演予定であったが、「NAMIMONOGATARI2021」のイベントが新型コロナウイルスの感染対策が不十分な上に酒類の提供も行われたことで批判を浴びたこと[8]により、ゲスト出演予定であったイベント「BAD HOP THE REVENGE TOUR FINAL IN YOKOHAMA ARENA」は延期となった[9]

2022年3月4日公開の映画『永遠の1分。』で主題歌「One Day」およびヒロイン・麗子役を担当し、劇映画初出演となる[10]。同年11月12日、anan AWARD 2022 メッセージ部門を受賞[11]

人物

故郷・沖縄の役に立とうと制作会社「CIPHER CITY」を設立。[12]映像や番組の制作、舞台演出、ファッションイベント企画など幅広く手掛る。2017年、自ら脚本・監督を務めた短編映画「aimer」がアムステルダム「ニュールネッサンス映画祭」でベスト・ファンタジー部門にノミネートされ受賞[13]

ディスコグラフィ

EP

発売日 タイトル 販売形態 収録曲
bpm tokyo(インディーズ)
2018.9.27 BEAT デジタル・ダウンロード
  1. Love Me Up
  2. Pressure
  3. Fade Away
  4. If She Cries
2018.9.27 HEART デジタル・ダウンロード
  1. So What
  2. NEBUTA feat.kZm
  3. Long Time
  4. 紙飛行機
Universal J
2020.8.21 Partition CD
  1. Sign
  2. Shook Shook
  3. Patrona
  4. Revenge
  5. Awake
  6. Good Bye
  7. Bad Bad

配信限定シングル

発売日 タイトル レーベル
2014年4月8日 TWO / AWICH+Manami Village Again/siesta
2015年8月27日 Radio Cipher City
2017年7月7日 Remember (feat. YOUNG JUJU) YENTOWN/bpm tokyo
2018年7月20日 What You Want (feat. IO)
2020年5月22日 Calma Bro (Remix) Creator's Club - ONErpm
2020年6月9日 Aligator / FND Airlines / Tymek, Awich & Fresh N Dope Fresh N Dope
2020年11月27日 Happy X-mas (War Is Over) ユニバーサルJ
2020年12月4日 Present
2021年7月30日 GILA GILA (feat. JP THE WAVY & YZERR)
2021年8月27日 口に出して
2022年2月4日 どれにしようかな
2022年5月15日 TSUBASA (feat. Yomi Jah)
2022年6月30日 Kagome, Kagome / Maro Music & Awich ADDICTED TO MUSIC
2022年12月16日 LONGINESS REMIX / SugLawd Familiar, CHICO CARLITO & Awich and music
2023年2月8日 LONGINESS REMIX - From THE FIRST TAKE
Remember - From THE FIRST TAKE (feat. KEIJU)
2023年5月22日 Bad Bitch 美学 / Awich, NENE, LANA & MaRI

アルバム

発売日 タイトル 販売形態 収録曲
bpm tokyo(インディーズ)
1st 2007.12.11 Asian Wish Child CD
収録曲[表示]
2nd 2018.08.08 8 CD
収録曲[表示]
3rd 2020.01.11 孔雀 CD
収録曲[表示]
Universal J
4th 2022.03.04 Queendom英語版 CD
収録曲[表示]

客演

  • DJ DISK - 「Love Me Up (DJ DISK Remix)」(2023.4.25)
  • KIRINJI - 「爆ぜる心臓 feat. Awich」(2021.7.28)
  • RADWIMPS-「SHIWAKUCHA feat.Awich」(2021)
  • AI - 「Not So Different Remix feat. Awich」(2020.12.11)
  • NENE - 「名器 feat. Awich」(2020.07.10)
  • JNKMN - 「Letters feat. Awich」(2020.02.07)
  • RUN THE FLOOR - 「Money Shot feat. Awich & kZm」(2019.12.11)
  • PETZ - 「Made Myself feat. Masiwei & Awich」(2019.09.25)
  • BLOOD WILL TELL - 「HOKAGE feat. Leon Fanourakis & Awich」(2019.03.30)
  • kZm - 「SECT YEN feat. Awich」(2018.04.02)
  • ANARCHY - 「Loca feat. Awich」(2019.03.13)
  • Jess Connelly - Process feat. Awich(2018.11.29)
  • V.A. - 「Akiko Piano by The Flexican, JAEL, Jengi, Wantigga, Canblaster, Awich」(2018.05.25)
  • SOIL & "PIMP" SESSIONS - 「Heaven on Earth feat. Awich」(2018.05.09)
  • Mighty Crown - 「Foo Fool Boy feat. Awich」(2017.11.10)
  • Kojoe - 「BoSS RuN DeM feat. AKANE, Awich」(2017.11.02)
  • MONYPETZJNKMN - 「WHOUARE feat. Awich」(2017.05.16)
  • DUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカ - 「South天加那志 feat. Awich, 平良美咲」(2005)
  • Takuji a.k.a. Geetek - 「Jeally - ジェアリー (feat. Awich)」(2005)
  • M.U. - 「ジャマルヤン」(クレジットなし)(2003)

出演

インターネット・テレビ

映画

モデル

  • H&M「BlackEyePatch x H&M」(2020年)[16]

主なライブ

開催日 タイトル 備考
2019年6月14日〜6月30日 Awich×唾奇
2020年8月25日〜9月5日 Awich "Partition Live" オンラインライブ
2020年12月23日〜12月29日 Awich LIVE 2020
2021年10月20日〜10月29日 Queendom Tour 2021
2022年3月14日 Welcome to the Queendom at 日本武道館
ゲスト[表示]
2022年12月16日 L'ULTIMO BACIO Anno 22 Awich Birthday Premium Live 2022 恵比寿ザ・ガーデンホール
2023年3月19日 Hello, World!2023 SE SO NEON LIVE IN TOKYO ~SPECIAL GUEST Awich~ duo MUSIC EXCHANGE(二部制)
2023年4月30日〜5月12日 Awich「THE ROAD TO ARENA Japan Tour」
2023年11月5日 Queendom -THE UNION- at K-Arena Yokohama Kアリーナ横浜

出演イベント

2017年 - [表示]

受賞歴

2022年
  • anan AWARD 2022 メッセージ部門を受賞[11]
  • GQ MEN OF THE YEAR 2022 メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・ラッパー賞[17]

脚注

  1. "[彩職賢美]アーティスト・起業家 Awichさん|沖縄の価値を世界へ". fun.okinawatimes.co.jp. 2020年1月17日閲覧。none
  2. ^ a b "ヒップホップシーンの女帝・Awich、ユニバーサルからメジャーデビュー". 音楽ナタリー. (2020年7月15日) 2020年7月15日閲覧。none 
  3. ^ Watanabe, Takao Iwasawa,Shiho (2017年8月17日). "沖縄生まれの女神 Awich". i-D. 2020年1月17日閲覧。
  4. ^ "awich". freeekpro.flier.jp. 2021年1月10日閲覧。
  5. ^ "BIO | Awich". 2023年2月14日閲覧。
  6. ^ "YENTOWN所属のシンガー/ラッパーAwich、最新アルバム『孔雀』を2020年1月11日発売 - TOWER RECORDS ONLINE". tower.jp. 2021年2月6日閲覧。
  7. ^ "Awichがメジャー・デビュー 新曲「Shook Shook」本日リリース & 山田健人手がけたMVも公開 | Spincoaster (スピンコースター)". Spincoaster (2020年7月14日). 2021年2月6日閲覧。
  8. ^ "閉めだし、謝罪、公演延期──「NAMIMONOGATARI 2021」が起こした大波(ITmedia NEWS)". Yahoo!ニュース. 2021年9月2日閲覧。
  9. ^ "「NAMIMONOGATARI」の影響を受け、BAD HOPが横アリ2DAYSライブの延期を発表(音楽ナタリー)". Yahoo!ニュース. 2021年9月2日閲覧。
  10. ^ "Awichが映画初出演、東日本大震災を題材にした「カメ止め」曽根×上田タッグ作でヒロイン役に". 音楽ナタリー. (2021年12月3日). https://natalie.mu/music/news/456078 2021年12月4日閲覧。 
  11. ^ a b "松下洸平 "悪役"願望明かす「基本、真面目な役が多い」 山田涼介との再共演も希望". ORICON NEWS (oricon ME). (2022年11月12日). https://www.oricon.co.jp/news/2256783/full/ 2022年11月13日閲覧。 
  12. ^ "[彩職賢美]アーティスト・起業家 Awichさん|沖縄の価値を世界へ". fun.okinawatimes.co.jp. 2021年8月26日閲覧。
  13. ^ "Awich | TYPICA(ティピカ)". TYPICA. 2021年8月26日閲覧。
  14. ^ "ABEMAオリジナルオーディション番組「ラップスタア誕生2021」放送決定 AKLO、R-指定、T-Pablow、IO、YZERR、Awichらによる撮り下ろし動画公開". WEBザテレビジョン (株式会社KADOKAWA). (2021年10月15日). https://thetv.jp/news/detail/1054922/amp/ 2021年10月16日閲覧。 
  15. ^ "Red Bullと〈88rising〉共同制作の長編ドキュメンタリーが公開 | Spincoaster (スピンコースター)". Spincoaster (2019年3月29日). 2021年3月3日閲覧。
  16. ^ "H&MがBlackEyePatchとコラボ!モデルに野村周平、Awich、WILYWNKAを起用". DIGLE MAGAZINE. (2021年2月24日). https://mag.digle.tokyo/news/fashion/115776?amp=1 2021年2月26日閲覧。 
  17. ^ "大泉洋、町田啓太、Sexy Zone、Awich、チョコプラらがGQ MEN OF THE YEAR受賞". 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年11月28日). https://natalie.mu/eiga/news/502940 2022年11月28日閲覧。 

参考文献[編集]

  • つやちゃん「『まさか女が来るとは』――Awich降臨」『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』DU BOOKS収録、2022年1月

外部リンク[編集]

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