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杉本彩が受け取った「奴隷にしてください」との手紙 渡してきたのは…
手紙には他にも連絡先が書いてあったそう。杉本彩はその内容を小説のネタにしたとのこと。
26日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に、女優の杉本彩が登場。番組内では、過去に「奴隷にしてください」と書かれた手紙を渡してきたファンの存在を明かした。
■グラドルが語る「困ったファン」
歴代のグラビアアイドルたちが大集結し、グラビア界の裏話をとことんぶっちゃけることとなった今回。
番組では、葉月あやが撮影会に「説教おじさん」が来ることや、手島優が黒いマントを着て体を触って来たファンがいたことを明かす中、ダウンタウンの浜田雅功は「昔も困ったファンはいたでしょ?」と杉本に尋ねる。
対する杉本は「まあ、そりゃいろいろいますけど…」と口を開くと、「今の若い人ほどファンとの距離感が近いわけではないので」と話した。
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■飛行機で隣に座っていた人が…
さらに「そこまでのことはないんですけど、面白いなと思ったのは…」と続けると、25年ほど前、飛行機のビジネスクラスに乗って寝ていた時のエピソードを語り出す。
なお、その時自分の隣にはビジネスマン風の人物が座っていたそう。すると飛行機を降りた際、荷物を取りに行くところから、その人物に手紙を渡されたという杉本。
杉本いわく、この手紙には連絡先が書いてあった上に「あなたのために何でもするので、奴隷にしてください」といった文章が書かれていたそうだ。
インモラルより
手紙にはこう書いてあった。 『森野美咲様 私は本当に昔からあなたの大ファンです。美咲さんが隣にいらした時は驚きました。夢のようです。あなたの写真集「ファム・ファタル」も持っています。私は美咲さんのためなら何でもします。決してあやしいものではありません。私をあなたの奴隷にして下さい。このことは二人だけの秘密にしましょう。きっと電話して下さい。待っています。 中山敏久』 と書かれていた。そして一番下には携帯電話の番号があった。とてもこんなことを書くような男には見えない。どこから見ても、紳士なビジネスマンだった。 美咲が5年前に出した『ファム・ファタル』は、ボンデージを中心とした写真集だったので、奴隷志願のM男には、きっとインパクトのある作品だったのだろう。それに、どこかツンとした意志の強そうな美咲の顔立ちは、女王様風ボンデージがとてもよく似合っていた。 中山という男が、相当な変態であることは確かだが、奴隷にして下さい、という謙虚な文句が、美咲は気に入った。それに、そんな感性をもっているならば間違いなくインテリだろう、と美咲は判断した。結婚しているかもしれないし、子供だっているかもしれない。機内で自分が眠っている無防備な姿を、どんないやらしい眼差しで見ていたのだろう、と思うと、とても刺激的だった。その感じのいい変態、中山敏久に、美咲は興味を抱かずにはいられなかった。 東京に戻って三日後の週末、美咲は迷った末に、中山に電話してみることにした。とても勇気のいることだった。どこの企業の人間なのか、それさえ知らないのだ。もしかしたら、危険な人間かもしれない。いろいろ考えたが、中山という男はどちらかというと、穏和な雰囲気さえ漂わせていたし、とても危険な男には見えない、と美咲は思った。それに、オタク、という類でもない。 結婚生活が続いていたら、こんな電話を決してすることはなかっただろう。いつも、結婚や社会の倫理観に縛られていた美咲だった。また、それが正しい生き方だと信じていた。しかし、結婚生活にピリオドを打った今、何が正しくて、何が間違っているのか、そんなことはどうでもいいことのように思えた。所詮、社会が決めた倫理観など、偽善以外の何ものでもないような気がした。美咲は、やっと自分に正直になれたのだ、と認識していた。倫理という呪縛から解放され、貪欲に快楽を求める美咲は、さらに輝きを増して、成熟した女に変貌していた。 美咲は携帯電話の番号を押した。三度目のコールで男が出た。 「もしもし、中山さんですか?」 「ええ、そうですが……」 電話の男は中山だった。 「あの、私、森野美咲です」 「えっ? 美咲さん。絶対にかけてくれないと思ってたのに……ああ、本当に信じられない。夢みたいだ」
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