2023年8月8日火曜日

ASCII.jp:スポーツ系と電動アシストのいいとこ取り! Hondaの「SmaChari」を新 唯が試す!  あらたゆい

ASCII.jp:スポーツ系と電動アシストのいいとこ取り! Hondaの「SmaChari」を新 唯が試す! (1/2)



スポーツ系と電動アシストのいいとこ取り! Hondaの「SmaChari」を新 唯が試す!

Smachari

Hondaの後付け電動アシスト自転車ユニット「SmaChari」を搭載した自転車

既成の自転車を電動アシストに変えるサービス「SmaChari」

 今年3月に発表された、Hondaの電動アシスト自転車用サービス「SmaChari」。その第1号の発売を前に、試乗する機会があったので、クルマとバイクが好きな女優兼タレントの新 唯(あらた ゆい)さんに試してもらいました。

Smachari

スマホにSmaChariアプリをインストール。スマホから電動アシストユニットを制御する

Smachari

電動アシストユニット。これはHondaが作っているわけではない

 SmaChariは、Hondaが提供する既製の自転車を電動アシスト化・コネクテッド化するソフトウェアサービス。スマートフォンにアプリをインストールし、後付けの電動化ユニットをコントロールするというものです。勘違いしやすいのですが、Hondaが自転車やモーターユニットを作り販売するわけではありません(Hondaは1995年から2002年頃まで電動アシスト付き自転車「ラクーン」を国内販売していましたが)。

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REAL ACTIVE-e

 第1弾モデルは、日本のバイクブランド・Kohdaabloom(コーダーブルーム)の「REAL ACTIVE」という市販車に、電動ユニットを取り付けた「REAL ACTIVE-e」 というモデル。価格は予価22万円で、今秋ごろから全国のワイズロード系列店での販売を予定しています。詳しい仕様は前回のご紹介記事をご覧ください。

■SmaChariの詳しい仕様はこちらの記事!

自動車メーカーのHondaが、自転車に取り付ける電動アシストユニットと、それに連動するスマートフォンアプリで、様々な自転車を電動アシスト化・コネクテッド化できるサービス「SmaChari(スマチャリ)」を発表。

 今回はASCII.jpの自動車企画でおなじみ、最近「レベルの違うランドガール」と各メディアから注目を集めるタレントの新 唯さんに、REAL ACTIV-eをチェックしてもらいましょう。唯さんは中学と高校時代、ママチャリ(シティーサイクル)に乗って自転車通学をしていたとのこと。変速機がついた自転車に乗ったことはないようなのですが、普通自動二輪免許もお持ちですし、なにより自身のクルマはマニュアルのオープンカー! 変速機付き自転車取材しても安心というわけです。たぶん……。

 「今日は電動自転車に乗ってください」とだけお伝えして取材会場へ。「なんで、こんな暑い日に自転車に乗るんですか?」と唯さん。自分もそう思います。そして会場に近づき、唯さんは顔見知りの方を発見。そして一言「またHondaですか」とすべてを察した様子。ASCII.jpの、しかもバイクもクルマもHondaオーナーの筆者が「普通の電動自転車」を取材するわけがないじゃないですか!

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REAL ACTIV-eと唯さん

 REAL ACTIV-eを初めて見た唯さん。「かっこいいですね」と言いつつも、「私、ママチャリしか乗ったことないんですけど……」と不安な表情。「ハンドルの形が違うし、タイヤも細いんですね……」と心配な顔を浮かべます。というわけで、モデルっぽい写真をパチリ。

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自転車を持ち上げる唯さん。余裕の笑顔っぽいですが、実はひきつり笑いです

 REAL ACTIV-eの特徴はママチャリと同程度の重量(約15kg)と、一般的な電動アシスト自転車と比べて3~4割ほど軽量であること。持ってもらったのですが、日傘より重たいものを持ったことがない彼女は「重たっ!」と悲鳴。「早く撮って!」とカメラマンを急かせてパチリ。腕の筋肉がスゴいことになっています……。

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 スマチャリの肝であるアプリを見てみると、速度メーターとナビを同時に表示する画面のほか、走行ログ管理、地図だけの画面、アシスト設定画面と多彩。なんか注意マークがいっぱい出てきて何コレ? と思ったのですが、どうやら坂道や危険個所などを表示しているのだとか。これは自動車のナビデータから得ているのだそうで、いわゆる「ヒヤリハット」みたいなものです。

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 気になるアシスト設定ですが、任意に出力レベルが変更できるほか、走行シーンや乗り手に合わせて出力を自動調整するAIモードが搭載するのがスマチャリ最大の特徴。"自然な乗り心地を実現"しているのだそうです。

スポーツ系と電動アシストのいいとこ取り! Hondaの「SmaChari」を新 唯が試す!

スポーツバイクの運動性能と
電動アシストの快適さを兼ね備えている

 早速試乗してみましょう。2023年4月から、自転車に乗るすべての人に対し、ヘルメット着用の「努力義務」が課されておりまして、ヘルメットを被ることに。レベルの違う小顔の唯さんは、頭が小さくて一番小さいモデルでも、ちょっと緩め。色々と調整をしたりをして、なんとか準備完了!

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坂道を登坂する唯さん

 電動自転車らしく坂道を登っていただきましょう。まずはアシストなしから。声にならない声で坂道を登ろうとする唯さん。ここで一旦立ち止まって、アシストをオン。ひと漕ぎした瞬間、今度は「わわっ!」と感嘆の声をあげます。「めっちゃラクです!」と、軽い力で登坂する唯さん。「すごいすごい」と楽しそうに登坂していきます。「まるで平地みたいに走れます」と、本当に驚いた様子。「漕ぎ出しの時、いきなり自転車が進む感じがしないで、とても自然なんですよ。本当に普通の自転車に乗っている感覚です」と、AIモードに感嘆していました。

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坂を下る唯さん

 下り坂ではスポーツ自転車らしくブレーキもしっかり効いて安心快適。でも慣れていないため、ちょっと怖そう。

 その昔、スポーツ自転車に乗っていた筆者も試したところ、実に軽やかな動きで驚き。アシストは速さを求めるというより、快適さを求める方向にセッティングされているようで、踏んだら踏むだけ進むというより、踏み続けている間は少ししかアシストせず、トルクがかかりはじめたらアシストするという感じ。その制御が実に絶妙かつシームレスという印象を受けました。

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坂を登る唯さん

 「いいなぁコレ」という唯さん。何度も坂を登ったり下りたりを繰り返します。もう電動アシストなしでは生きていけない体になってしまったようです。

 一方で「カゴがないんですね」という根本的な問題を指摘。さらに「女性にはちょっと大きいかなぁ」とも。乗り手の体型はあまり選ばないスローピング(前三角の上辺が寝ているタイプのこと。地面と水平なものをホリゾンタル)フレームなのですが、ママチャリと違う乗降方法と相まって、慣れていない時は違和感を覚えるかもしれません。「あと色ですね。白とかがいいな」とも。担当者によると「汎用性の高いユニットなので、車種を増やすのは比較的簡単」なのだそう。

 そしてお値段。SmaChariの発想の根源に「自転車通学をラクにしたい」という想いがあるとのこと。となると高校生の親御さんが、入学祝いとしてプレゼントするものとしては、ちょっとお値段が……。でもスポーツタイプの良いモデルになると15万円くらいは当たり前にするわけで、なかなか難しいところです。

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REAL ACTIV-e

 第1号とは思えない高い完成度、というのが正直な感想。あとは車種が増えることを期待するのみです! 個人的には「折りたたみ自転車」が欲しいところ。

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Honda ステップ コンポ

 実はHonda、2001年にステップ コンポという自転車を出していたんですよ! 価格は10万9000円。実は先日SUGOで行なわれたスーパー耐久シリーズで、久々にその姿を見て「あったなぁ」と思うとともに「コレ欲しい! クルマに詰めるし、サーキットの場内移動にメッチャ便利だし!」と物欲がメラメラ。こちら重さが17.8㎏あるのですが、それを何とか10kg台前半で……。

 そんなことを思わせるに十分なスマチャリ。これからの動向に注目です!

モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

 10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添えた。



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