2023年8月14日月曜日

元祖インターネットセレブリティの郭美美Baby、出所後セクシーDJに転身 - 中国最新情報局ADKD

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元祖インターネットセレブリティの郭美美Baby、出所後セクシーDJに転身

郭美美

郭美美(グオメイメイ)と聞いてピンと来た方は結構な中国通です。中国の元祖インターネットセレブリティであった彼女、若気の至りで色々とやらかしてしまい懲役5年の刑を受けるが、2019年に出所、現在はセクシーDJとして活躍しているという少し古い記事を見かけました。

最初に郭美美についての簡単な紹介をします。

2011年、微博(ウェイボー)で贅沢な生活ぶりを見せつける写真を度々アップして有名になっていた郭美美が、同年6月、自身のアカウント名の横に「中国赤十字会商業総経理」の役職名を入れたことが社会的な大論争を引き起こしました。

赤十字社の総経理が彼女?慈善団体である赤十字社の関係者がなぜ贅沢三昧な生活をしているのか?そもそも郭美美って誰?などなど。

富二代の象徴マセラティと郭美美(入所前)

非難の矛先は中国赤十字会へ

非難の矛先はやがて中国赤十字会に向けられることになり、同会は、赤十字会商業部とのつながり、郭美美との関係、総経理(社長)のポストの存在をすべて否定したものの、慈善団体としてのイメージと信頼が完全に地に落ちてしまったのです。

2011年といえば上海万博が終わった翌年。それまでは全人民が、鄧小平の「先富論」の下、少しでも先に豊かになるぞ、と寝る間も惜しんで死ぬ気で働いたものの、圧倒的貧富の差ができあがっていたことに気づいた時期でした。

このため、経済発展に乗り遅れたネットユーザーからの妬み僻みバッシングが無視できないほど大きくなっていたのです。

そんな世の中の空気などお構いなしに、彼女はさらにエスカレートした行動をSNSでアップし続けたことが原因(正確には違法な賭博行為での罪)で、2012年に懲役5年の実刑判決が言い渡されました。

普通であれば郭美美ストーリーはここで終わるのですが、彼女は違いました。

月収100万元を稼ぐセクシーDJに転身

2019年7月に出所した彼女は名前を「郭辰渓」と改名、アカウント名も「郭美May」に変更し、ショート動画アプリで過去の自身の行いに対する反省とお詫びの動画を公開しました。と同時に人生の再スタートを切ったのです。セクシーDJとして。

これは余談になりますが、彼女が服役していた5年の間に北京の高級住宅地の自宅マンションの価値がさらに300万元(4500万円)値上がりし、服役中の5年間は賃貸に出していたために、毎月5万元(75万円)の不労所得があったそうです。

「元祖」として何か大きなことをやってしまう(やらかしてしまう)人たちというのは、能力はもちろんのこと、最強の運気も兼ね備えているようです。

富二代の象徴マセラティと郭美美(出所後)

詳しく彼女のことが知りたいという方はWikipediaで紹介されているので読んでみてください。

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